北海道ガス株式会社 様

2013年5月30日
日本共産党札幌市議団
団長 井上ひさ子
電話 011-211-3221

 ガス事業は、電気、水道などとともに住民の生活に欠くことのできないライフランとして、きわめて重要な役割を担っています。一方、貧困と格差が広がるなか、公共料金の滞納によってライフラインの供給を止められ、孤立死するという痛ましい事態が全国でおき、政府も、生活に困窮された方の把握のために、自治体担当部局とライフライン事業者等との連携をいっそう強化するよう「通知」しているところです。
 昨年、白石区でおきた姉妹孤立死事件は、料金の滞納によりガス暖房が切られていたことに多くの市民が胸を痛めました。ガス暖房は多くの世帯が使用しており、冬の北海道の暮らしと命をささえているかけがえのないものです。
 「安全・安心・安定供給」を経営理念に掲げる貴社が、ライフラインを担う事業者として今後とも高い公共的役割を発揮していただくよう、以下のとおり要望します。

  1. 生活困窮による料金滞納が明らかな場合、供給停止は行わないこと。
  2. 滞納者が早期に支払うことを明らかにした場合には、供給停止を猶予すること。
  3. 滞納者が生活困窮状態にあると思われる場合には、生活保護受給について情報提供を行うとともに、市(区)役所の福祉担当部局に情報をつたえるなど必要な支援につながるよう連絡・連携に努めること。

以上