代表質問・論戦・意見書 等

日本共産党札幌市議団

札幌市第2回臨時会

討論(11年5月19日本会議 討論)

宮川  潤 議員

 議案第6号議会選出監査委員の選任に反対する立場で討論を行いますが、市長が提案した自民党近藤議員および、公明党高橋議員が、人物として問題があるとして、反対するものではありません。
 市長の人選の仕方、すなわち、第1会派である自民党と第3会派である公明党からという選出の仕方に問題があるために、この議案に反対するものです。なお、議長・副議長選挙でも、同様の趣旨で抗議の意思を表しました。
 地方議会において、議長、副議長、監査委員を議会3役と言います。そして、その選出の仕方についてですが、全国の少なくない議会で問題になっています。多くは、大会派の横暴でポストの独占が行われて、トラブルになっているのです。すなわち、大会派が監査委員を内定し、その意向に沿って首長が提案していることが多いようです。
 さて、本市における議会選出監査委員ですが、かつて、保守系会派が大きな議席を占め、自民党が第1会派であり、旧民社党系列の議員を含めた保守系議員による第4会派の新政クラブがありました。その当時は、第1会派自民党から議長、第2会派社会党から副議長、第3会派公明党から監査委員、そして第4会派新政クラブから監査委員を選出していたのです。
 その後、新政クラブが、自民クラブとなりましたが、やはり第4会派であったため、監査委員を出してきました。
 ここまでの監査委員の選出の仕方は、憲政の常道にかなったものであります。
 1993年平成5年、自民党議員の死亡や会派離脱があり、自民クラブと自民党が合体し、それが今日まで継続しているのですが、この時から、第4会派は保守系会派ではなく、日本共産党市議団になりました。そして、同時に、第4会派には監査委員を渡さず、第1会派が議長と監査委員、この2つのポストを独占するようになったのです。
 そして、このやり方は、民主党に引き継がれました。前期、民主党が第1会派になると、自民党と同様、議長と監査委員を出したのです。
 地方自治は民主主義の学校とも言われます。その議会は、当然ながら、民主主義が徹底されなければなりません。数の力による横暴を排除し、公正で、少数意見を尊重する、住民の声を反映した議会にしなければなりません。
 市民の誰から見ても公正で民主的であり、いっそう信頼される議会にするために、互いに努力し、見直すべきはしっかり見直そうと、私はこの場から、議会各会派と市長に呼びかけるものであります。
 どの政党や政治勢力が第4会派になっても、それが、市民の付託の結果によるものであるなら、市民と選挙の結果を信頼し尊重して、監査委員にすべきであります。
 我々、札幌市議会議員が、どこの会派に所属していたとしても、その一人ひとりが党利党略を排除し、民主主義を徹底することに真剣であることを、この議会で明らかにしようではありませんか。
 あらためて、大会派がポストの独占をしないこと、市長は、与党や大会派におもねることなく、すべての議員、会派と平等につきあうことを求めるものです。
 以上の理由により、監査委員は、第3及び第4会派から選出すべきであり、議案第6号に反対します。