「年金をこれ以上、下げないで。生きていけません」「共産党に望みを託すしかない」-日本共産党札幌市議団が取り組んだ「市政アンケート」に続々と市民から回答が寄せられ、前回を大きく上回る3100通を超える回答がありました。
 アンケート項目は、経済政策「アペノミクス」、雇用、医療、教育などで、党市議団発行の「市政だより」に返俗封筒をつけて折り込み、8月下旬から全戸配布されました。

年金減らされ
20131120s 配布直後から「市民の声を暉くのはとてもいいこと」「共産党に期待しています」などの反応がありました。
 回答者の7割近くが暮らしぶりについて「以前より苦しくなった」としています。(グラフ1参照)
 その原因については、多い順に「年金の減少」「物価の上昇」「医療費の負担増」などとなっています(グラフ2参照)。その他の欄に「生活保護費の減額」と記入している人も多く、「非正規で生活保護以下の賃金。ずっと生活が苦しい」(40代男性)という声もありました。
 安倍政権がすすめる「アベノミクス」については「期待できない」「あまり期待できない」が合計77・9%で、「期待できる」「多少期待できる」の合計13・4勿を大きく上回りました。

意見びっしり
 自由記載欄には「年金が下がり、とても生活が苦しい。生活保護も断られた。どうしたらいいのか」(年金者・男性)、「子育てにかかるお金は年々、高くなっていくのに収入は勤続15年でもほとんど増えない。自分が病院に行かないようにして切り詰めている」(女性・厚別区)、「食品は見切り品ばかり。友人らとの外出はお金がかかるのでI入でしか外出しない。消費税増税でこれ以上どこを削って生活すればよいのか)(80代女性・北区)など、悩みや不安を記入する人が目立ちました。
 要望や意見がびっしりと書き込まれたものや手紙を付けて返信する人など、市民の切実な思いが浮き彫りになっています。
 党市議団では、除排雪や歩道の拡幅などの各地域への要望については、各区の議員事務所や党地区委員会と協力して、土木センターヘの要請などを開始しています。
 氏名と住所を記入している1000入近い市民には、集計結果を郵送する計画です。
 井上ひさ子市議団長は「市民の切実な声を受け止め、要求実現のために全力を尽くします」と話しました。