日本共産党 札幌市議会議員 坂本きょう子

日本共産党 札幌市議会議員
坂本きょう子

 先月30日に第2回定例市議会が終わりました。
 私ども日本共産党は、マイナンバー制度に関わる補正予算、軽自動車税増税が含まれている市税条例、保険料上限額が引き上げられる国民健康保険条例に反対しました。
 とりわけ国保は高すぎる保険料が問題です。市民の3分の1、30万世帯が国保に加入していますが、滞納世帯が6万世帯にもなっています。
 ひと月の支払いが大変なので分割払いの相談に行っても、滞納分を完済しないと分納(分割払い)には応じないなどの窓口対応や払えない人の財産や給与を差し押さえる件数も増えています。
 滞納が続くと正規の保険証が取り上げられます。期限が3ヶ月の短期保険証や窓口で医療費全額を払わなければならない資格証明書というものが交付されます。資格証明書の交付世帯は1万世帯にもなります。
 保険証がないためにケガをしても病気になっても病院に行く事が出来ない方がたくさんいます。外来受診からわずか10日から数週間で亡くなる「手遅れ死」が増えています。
 市民のいのちと健康を守るのが自治体の一番の責任です。市民の立場でこれからも力尽くします。