札幌市長 上田 文雄 様

日本共産党札幌市議会議員団
団 長  井上ひさ子

 灯油の価格が高騰し、地域経済・暮らしに大きな打撃を与えています。ここ10年では1リットル当たり100円前後推移した2007年度に並ぶ高騰です。現在の最高価格は108円、平均でも 98.7円と前年同月比10.8%増となっています。
 市民、とりわけ低所得者に耐え難い負担となっている現状にかんがみ、灯油に対する支援を行うべきです。早急な手だてを講じるよう、以下3点を強く要望いたします。

  1. 「あったか応援資金」・「福祉灯油」を実施すること。
     あったか応援資金を実施していた2008年2月の灯油価格も98.6円でした。低温が続き、市民生活は一層きびしくなっています。緊急に「あったか応援資金」・「福祉灯油」を実施すること。
  2. 福祉関係事業所への支援を行うこと。
     共同作業所や保育・介護事業所等の運営が圧迫されています。これら非営利の福祉関係事業所に対し暖房費及び送迎用自動車の燃料代の高騰分の助成を行うこと。
  3. 中小業者向けの緊急融資制度を設けること。
     不況の中、中小零細業者の打撃は深刻です。石油価格高騰の影響を抑えるため無利子・無担保で即時実行できる「緊急小口融資制度」を設けること。

以上