札幌社会保障推進協議会と全日本年金者組合札幌支部協議会は、札幌市議会第1回定例会が開会した12日、市議会事務局に「介護保険料の引き上げ中止を求める陳情」を提出し、各会派を回り陳情の採択を要請しました。団体陳情は道生連、新婦人、介護施設など73団体から寄せられました。
 札幌市は、2015年度から17年度の介護保険事業計画で65歳以上の介護保険料を現行の平均4656円から5177円に引き上げる案を提示、市議会で審議されます。
 陳情書は、年金支給額の引き下げ、消費税増税、食料品や電気代など値上げで生活が苦しくなっているもとでの負担増は、いっそう高齢者のくらしを苦しめるとしています。
 日本共産党の控室では、井上ひさ子団長、宮川じゅん、坂本きょう子、伊藤りち子、小形かおりの各市議がそろって応対しました。
 要請団は介護報酬の引き下げや介護労働者の実態にもふれ「市議のみなさんに奮闘していただきたい」と述べ、井上団長は「切実な問題ですので、しっかり取り組んでいきたい」と答えました。