札幌市議会第3回定例会は10月31日、各会計の決算認定案などを可決して閉会しました。日本共産党議員団は、2024年度の一般会計や水道事業会計、下水道事業の両特別会計の決算認定案に反対しました。
 長屋いずみ議員が反対討論を行いました。
 長屋氏は、北海道新幹線の札幌延伸推進や都心部再開発と大型開発、市民の十分な合意がない事業が進められたと批判。新幹線延伸については、いったん立ち止まり、規模や工期を見なおすことも含めて検討すべきだと指摘し、物価高騰対策、バス路線維持、市営住宅整備など生活インフラを優先するべきだったと述べました。
 「敬老優待乗車証」(敬老パス)の縮小・負担増に対する市民の反対の声は大きく、敬老パス制度の縮小に反対する請願、陳情が相次ぎ、逆に充実を求める署名は6万筆を超えているとし、改悪をやめるよう迫りました。
 長屋氏はあわせて、18歳と22歳の住民の個人情報の自衛隊への提供をやめること、子ども医療費助成から所得制限と初診料の窓口一部負担をなくすことなども求めました。

(しんぶん赤旗 2025年11月8日)