日本共産党札幌市議団(池田由美団長)は20日、秋本克広市長に2026年度予算の編成にあたっての要望書を手渡し、懇談しました。
市議7人が参加し、物価高騰で苦しんでいる市民のくらしや市の経済の担い手である中小事業者への支援、ヒグマ対策の拡充などを要望しました。
池田団長は、「物価高騰から生活を守る支援が重要だ」と述べ、「これから寒さが厳しくなる。命の関わる問題として、灯油購入への支援を」と訴え。市内での目撃が相次なか、人的体制が十分ではなく現場の職員の負担も大きいとして、ヒグマへの対策の予算、体制の拡充を求めました。
太田秀子幹事長は、「全体の予算を見なおし、市民が今『困っている』ということに手だてを取るべきです」と予算編成の在り方について言及しました。
秋元市長は「よく検討して、できることは予算に反映させる」と述べつつ、参院選後、国の補正予算や具体的対策が示されていないと回答。ヒグマ対策は、市の体制拡充とともに、国など関係機関を含めた体制の確保、電気柵など防除対策のための予算確保などの課題があると答えました。